1520年(永正17年)

小山田信有、桂川に猿橋を架け替える
―甲斐◆
甲斐郡内守護(都留郡代)の小山田信有が、桂川に猿橋を架け替えた。猿橋は木製で、鎌倉時代から幾度も橋を架け直しており、この時信有が架け替えた橋も1533年(天文2年)に焼失している。

上総土気の酒井伯耆守が没する
―上総◆
上総土気城主の酒井伯耆守が没する。法名・隆賢。実名不詳。

足利義明、安房の里見上野入道に命じて庁南武田氏を攻撃する
―上総◆
上総に拠って兄の足利高基に対抗する足利義明は、安房の里見上野入道(里見義通)に命じ、高基方の庁南武田宗信を攻撃させた。

足利義明、里見上野入道に下総関宿城攻撃を命じる
―下総◆
足利義明は、上総の庁南武田氏攻撃を終えた里見上野入道(里見義通)に、続けて下総関宿城の攻撃を命じている。関宿城は古河公方の重臣・簗田氏の居城。

公卿補任: 永正17年
―京都◆
正親町三条公兄、東坊城和長、上冷泉為和、下冷泉為孝